頭痛
   





 指圧の対象になるのは主に慢性頭痛です。天気の悪い日に痛むこともあれば、肩こりや目の疲れとともに起こることもあります。その多くは、肩や首の筋肉のこりと関係が深い緊張性頭痛です。ズキンズキンとした痛みのある片頭痛にもある程度の効果はあります。
 普通の痛みではないなと感じたら、緊急を要する場合もありますから、すぐに専門医を受診しましょう。
 指圧を活用して、額の"たてじわ"のない、すっきりした顔になりましょう。


@ 百会(ひゃくえ)

  百が会すると書きますが、もろもろのスジ(経絡)が交わっているところという意味です。
  頭のてっぺんですが、左右の耳の先を結んだ線上にあります。
  反応があるときにはすこし柔らかくくぼんだ感じがします。
  片手の指先で押えてもいいし、両手の指先を中央に寄せるようにして押えてもいいです。
 手のひらの中央で、軽くたたく方法もあります。



A 風池(ふうち)

 風の池と書きますが、カゼが集まるところです。
 むかしは中風(カゼに中る)発作で意識不明になっときでもこのツボから悪血を出して治していました。
 後頭骨の下の中央に太い筋肉(僧帽筋)が2本並んでいます。
 その外側のくぼんだところです。
 両手の親指で同時にそれぞれ反対側の眼の奥に向けて押すのがいいでしょう。



B 太陽(たいよう)


 光を与えてくれる太陽と同じ字です。
 目尻と眉尻の中間の高さで、目じりから指の幅1本分ぐらい外側に寄ったところにくぼみがあります。
 指先や指の腹で押してもいいし、母指球や小指球で押えるのも気持ちいいです。円を描くように揉んでもいいです。

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